CONTENTS / この記事でわかること
SECTION 01 / WHY
なぜコスメ撮影に、スタイリングが要るのか
まず、事実から入ります。
Instagramは、視覚が先に評価されるプラットフォームです。文章より先に、写真が目に入る。1枚の説得力が、そのまま反応を左右します。
コスメという商材は、特にこの影響を強く受けます。香りも質感も、写真1枚では本来伝わらないもの。写真がその代わりを担う必要がある訳です。
物撮りだけでは、無機質になります
商品をただ真正面から撮っただけの写真は、カタログ写真止まりになりやすい。色や容器は伝わっても、「このブランドを持つ喜び」までは映りません。ここに、スタイリングという工程が入る理由があります。
SECTION 02 / TECHNIQUE
5つのスタイリング技法
Instagram用のコスメ撮影で押さえるべき技法は、5つに整理できます。
TECHNIQUE 01
背景・セッティングの選定
背景やセッティングを選ぶことで、商品の特徴やコンセプトを強調できます。生成りの布か、大理石か、木目のテーブルかか。この選定だけで、写真の第一印象が決まります。
TECHNIQUE 02
ライティング
光の加減と角度で、コスメの質感や輝きの見え方が変わります。順光は色を正確に、逆光は透明感を出す。柔らかい自然光は肌なじみの良さを、強いコントラストは高級感を演出します。
TECHNIQUE 03
アングルの選定
真上からのフラットレイ、斜め45度、水平アイレベル。商品の魅力が一番出るアングルを選ぶことが大切です。パッケージの形状やロゴの見せ方によって、最適な角度は変わります。
TECHNIQUE 04
プロップス(小道具)の選定
花(植物)、リボン、ハンカチ、ミラー、ブラシ。商品を引き立てる小道具を添えることで、商品はより美しく、魅力的に見えます。ただし入れすぎると主役が埋もれるので、引き算の判断が要ります。
TECHNIQUE 05
レタッチ
撮影後の微調整。コントラスト、明るさ、色合いの補正、傷や汚れの修正。撮影時に見えていた魅力を、写真の上でも正確に再現するために行う工程で、実物と乖離させるための作業ではありません。
NEW ORDER / COSMETICS × INSTAGRAM
コスメ撮影のスタイリング、お任せください。
生花、小物、光の使い方まで。ブランドの世界観を1枚の写真に落とし込む撮影を、企画から仕上げまで支援します。
相談だけでも承ります。
SECTION 03 / CASE
ブランド事例で見る、スタイリングの実際
言葉での説明だけでは伝わりにくい部分を、実際のブランド投稿で補います。
APIVITA(アピヴィータ)
ギリシャ発のボタニカルコスメブランド。生花・植物素材を使ったスタイリングで、ブランドの自然派の世界観を一貫して表現しています。プロップス(小道具)選定の教科書として、こちらの投稿は今も参考になる作例です。
APIVITA JAPAN(Facebook投稿)
APIVITA JAPAN(Facebook投稿)
APIVITAの日本公式Instagramについて
執筆時点で、APIVITA日本公式のInstagramアカウントは閉鎖されています。当時のスタイリング事例は、同ブランドの公式Facebookページに投稿として残っているため、本記事ではそちらを参考作例として掲載しています。
THREE(スリー)
日本発のオーガニックコスメブランド。花や自然素材を用いた、繊細で洗練されたスタイリングで知られています。淡い色調と余白の取り方が、ブランドの静謐な世界観をそのまま伝えています。
THREE(@threecosmetics)|スタイリング投稿
L’OCCITANE(ロクシタン)
南仏プロヴァンス発のボタニカルブランド。原産地の自然や暮らしを想起させる小道具使いを、商品撮影に一貫して取り入れています。生花やハーブを添えた構図は、産地の空気感まで伝える設計です。
L’OCCITANE(@loccitane_jp)|スタイリング投稿
AVEDA(アヴェダ)
植物由来の成分にこだわる、米国発のヘア&スキンケアブランド。植物・水・光を使った、環境訴求を軸にしたスタイリングが特徴で、商品の背景にある自然由来の思想を、撮影の段階から表現しています。
AVEDA(@avedajapan)|スタイリング投稿
SECTION 04 / NG
よくある失敗|素人スタイリングが崩れる理由
クラウドソーシングで声がけした素人さんに頼むと、ここで失敗します。崩れやすいポイントを、先に知っておくと防げます。
プロップスの入れすぎ
小道具を足せば足すほど良く見える、という訳ではありません。主役の商品が埋もれると、何を売りたい投稿か伝わらなくなります。
背景とブランドトーンの不一致
ナチュラル系ブランドに硬質な素材の背景を合わせる、高級ラインにポップな色を合わせる。世界観の統一感が崩れると、ブランドの記憶に残りません。
光源が複数で影が二重になる
自然光と照明を同時に使うと、影の向きがばらつきます。統一感のある陰影は、光源を1つに絞ることで生まれます。
レタッチのしすぎで実物と乖離する
色を盛りすぎた写真は、届いた実物とのギャップでレビューを悪化させます。レタッチは「見えていた魅力の再現」に留めるべきです。
SECTION 05 / PREPARE
撮影前に決めておく3つのこと
スタイリング撮影は、現場に入る前の準備で大きく成否が分かれます。
FAQ / よくある質問
よくある質問
CLOSING / まとめ
写真1枚に、ブランドの世界観を込める
背景、ライティング、アングル、プロップス、レタッチ。
この5つが揃って、初めて1枚の写真がブランドを語り始めますです。5つの技法は、それぞれ独立しているようで、実は互いに影響し合っています。
物撮りで終わらせず、商品がある生活と感情を設計する。まずは、ブランドトーンの言語化から始めてみてください。
撮影のスタイリングにお困りの際は、いつでもご相談ください。
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