2026年最新・企業YouTube実務
YouTubeトレンドの調べ方検索ワード・人気動画を探す5つの方法
YouTubeで次に作る動画を決めるとき、勘や社内の希望だけに頼る必要はありません。Googleトレンド、YouTube Studio、検索候補、既存動画の流入語句を組み合わせれば、視聴者が今探しているテーマを具体的な企画へ変換できます。
更新日:2026年8月20日
YouTubeトレンドは、1つのランキングを見るのではなく、役割の異なる5つの情報を重ねて判断します。
広い需要はGoogleトレンド、自社視聴者の関心はYouTube Studio、実際の言い回しは検索候補、公開後の答え合わせはYouTubeアナリティクスで確認します。企業は「流行っているか」だけでなく、自社の顧客が検索し、視聴後に問い合わせや購入へ進めるテーマかまで判断することが重要です。
01 / RESEARCH MAP
YouTubeトレンドを調べる5つの方法
「YouTubeで流行っているもの」を調べたい場合でも、知りたい内容によって見る場所は異なります。全国的な関心、特定チャンネルの視聴者需要、具体的な検索語句を同じものとして扱わないことが、調査の第一歩です。
表は横にスクロールできます →
| 方法 | 分かること | 向いている用途 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Googleトレンド | キーワードの相対的な関心の推移、地域差、関連検索 | 季節性の確認、複数候補の比較、公開時期の判断 | 検索回数の実数ではない |
| YouTube Studio「トレンド」 | 自社視聴者や保存したテーマに関係する検索、注目動画、コンテンツギャップ | チャンネルとの相性が高い企画探し | 国・言語・端末・チャンネルにより表示項目が異なる |
| YouTube検索候補 | ユーザーが入力する複合語の候補 | タイトル、見出し、企画の具体化 | 検索数や順位を示すものではない |
| 検索結果・競合動画 | 現在評価されている動画の切り口、尺、タイトル、サムネイル | 既存動画との差別化、情報不足の発見 | 表示結果は利用者ごとに変わる場合がある |
| YouTubeアナリティクス | 自社動画が実際に見つかった検索語句 | 投稿後の改善、続編企画、タイトル修正 | まだ流入していない新規需要は分からない |
Googleトレンドで需要の時期を確認し、YouTube Studioと検索候補で企画を具体化。公開後はアナリティクスの検索語句で答え合わせをします。
02 / GOOGLE TRENDS
GoogleトレンドでYouTube検索の推移を調べる方法
Googleトレンドの「ウェブ検索」と「YouTube検索」は別のデータです。YouTube動画の企画を調べる場合は、検索タイプを「YouTube検索」に変更します。
Googleトレンドで、商品名、課題、地域名、業界用語など、候補となるキーワードを入力します。
日本向けなら地域を「日本」にします。季節性を見るなら過去5年、直近の変化を見るなら過去12か月または90日など、目的に合わせて期間を変えます。
「ウェブ検索」と表示されている選択欄から「YouTube検索」を選びます。この切り替えを忘れると、Google検索側の傾向をYouTubeの需要と誤認する可能性があります。
言い換え、表記違い、上位概念を追加して比較します。例として「リフォーム」と「住宅リノベーション」、「採用動画」と「会社紹介動画」のどちらに関心が集まるかを確認します。
画面下部の関連項目を「人気」と「急上昇」の両方で確認します。大きな需要と、伸び始めた需要を分けて判断できます。
検索画面の名称や配置は変更されることがあります。重要なのは、地域・期間・カテゴリー・検索タイプの4条件を記録し、同じ条件で比較することです。
03 / READ THE DATA
Googleトレンドの数字・検索語・トピックの読み方
0〜100は検索回数ではなく相対的な関心度
Googleトレンドの数字は、選択した地域と期間の中で検索関心が最も高い地点を基準に、0〜100へ正規化した値です。「100だから月間100回検索された」という意味ではありません。検索回数の実数を断定せず、増減、ピーク、候補間の強弱を見るために使います。
Googleトレンドだけでは、YouTube内の正確な月間検索回数や競合動画の少なさは分かりません。関心が高いキーワードでも、強い動画が多ければ上位表示しやすいとは限りません。
「検索語」と「トピック」は目的で使い分ける
入力した具体的な語句の関心を調べます。商品名、固有名詞、日本語の表記違いを比較したいときに向いています。
同じ概念に属する関連語や言語違いをまとめて捉えます。人物、ブランド、施設、広いテーマの関心を調べたいときに向いています。
「人気」と「急上昇」は役割が違う
「人気」は選択期間内でよく検索された関連語、「急上昇」は前の期間と比べて伸びた関連語です。安定的に視聴される動画には「人気」、速報性のある企画や新商品には「急上昇」を活用します。
ただし、一時的な話題が自社の顧客と無関係なら追う必要はありません。企業チャンネルでは、再生数だけでなく、商品理解、採用応募、問い合わせなどの事業目的との接続を優先します。
04 / YOUTUBE STUDIO
YouTube Studioの「トレンド」で視聴者の関心を調べる
YouTube Studioでは、アナリティクスの「トレンド」から、自社の視聴者やYouTube利用者が検索しているテーマを調べられます。一般的な人気だけでなく、チャンネルとの相性を考える材料になる点がGoogleトレンドとの違いです。
パソコンでは左側メニューから「アナリティクス」を選択します。
トレンドページを探索するか、検索欄へ調べたいテーマを入力します。必要な検索語は保存して継続観測できます。
自社視聴者や保存したテーマに関係する検索、他の類似チャンネルで伸びている動画、最近見られた関連動画などを企画候補にします。
視聴者が十分な品質の動画を見つけられていないテーマは、新規企画の候補です。古い動画しかない、完全一致する結果がない、品質の高い結果が不足しているテーマを探します。
アカウントによってタブ名、カードの並び、表示される情報が異なる場合があります。また、一部の情報は国・言語・端末などにより利用できないことがあります。
05 / SEARCH & COMPETITORS
YouTube検索候補と人気動画からキーワードを探す
検索候補は視聴者の言い回しを見つける場所
YouTubeの検索窓に軸となる言葉を入力すると、複合語の候補が表示されます。企業側の専門用語ではなく、視聴者が実際に使う可能性のある言葉へ置き換えるヒントになります。
例えば住宅会社なら「断熱材」だけでなく、「断熱材 比較」「断熱材 メリット デメリット」「断熱材 結露」まで確認します。食品メーカーなら商品名に加え、「食べ方」「アレンジ」「保存方法」「どこで買える」といった購入前後の疑問も探します。
検索結果では上位動画の共通点と不足を調べる
- 上位動画の公開日と情報の新しさ
- タイトルで約束している内容
- サムネイルの言葉と見せ方
- 動画の長さと構成
- コメント欄に残る追加質問
- 検索意図に答えていない部分
上位動画の言葉をそのままコピーするのではなく、古い情報を更新する、対象者を限定する、実例や比較表を加えるなど、既存動画より明確な価値を設計します。
検索結果はログイン状態、視聴履歴、地域などにより変わる場合があります。競合調査では日時と検索語を記録し、複数の動画を比較してください。
06 / POST-PUBLISH ANALYSIS
既存動画はYouTubeアナリティクスの検索ワードで改善する
公開前の調査だけでは、予測にすぎません。公開後は、視聴者がどの言葉で動画を見つけたかをYouTubeアナリティクスで確認します。
「コンテンツ」から調べたい動画を選び、「アナリティクス」を開きます。
「視聴者がこの動画を見つけた方法」から、YouTube検索の流入を探します。
想定していたキーワードと、実際に流入したキーワードの差を確認します。
関連する質問が流入していれば続編を企画します。動画内容と一致する場合に限り、タイトルや説明文にも分かりやすく反映します。
新規企画だけでなく、FAQ、ブログ記事、営業資料、サービスページの見出しにも展開できます。検索数だけでなく、その語句から来た視聴者が長く視聴したか、問い合わせへ進んだかまで確認すると、事業価値の高いテーマが分かります。
07 / RANKING REALITY
YouTube検索ワードランキングはどこで見られる?
日本全体のYouTube検索ワードを、検索回数付きで網羅した公式ランキングは公開されていません。YouTube Chartsでは、音楽、Shortsで使われる楽曲、映画予告、ポッドキャストなど、一部分野の人気を確認できますが、一般的な全検索語のランキングとは異なります。
そのため、企業がYouTube検索トレンドを調べる際は、次の3種類を目的別に使い分けます。
Googleトレンドの「YouTube検索」で相対的な変化を比較します。
YouTube Studioのトレンド、視聴者が見ている動画、検索テーマを確認します。
YouTubeアナリティクスの検索語句から、実際に成果が出た言葉を確認します。
YouTube Chartsや各カテゴリーの公開情報を、対象分野が合う場合に利用します。
08 / CORPORATE WORKFLOW
企業がYouTubeトレンドを動画企画に変える5段階
流行しているキーワードをタイトルへ入れるだけでは、企業YouTubeの成果にはつながりません。対象顧客、検索意図、事業上のゴールを一つの企画にまとめます。
投稿企画シートに残す項目
表は横にスクロールできます →
| 項目 | 記録する内容 | 判断例 |
|---|---|---|
| 目的 | 認知、商品理解、採用、問い合わせ、来店など | 再生数ではなく問い合わせ獲得を優先 |
| 対象者 | 業種、役職、検討段階、悩み | 「初心者」ではなく「導入検討中の人事責任者」 |
| 主キーワード | 動画が最も明確に答える検索語 | 1動画につき中心語を1つ決める |
| 関連キーワード | 比較、方法、注意点、費用、事例など | 章立てや説明文へ自然に反映 |
| 公開時期 | 需要が上がる時期と制作リードタイム | ピークの数週間前に公開 |
| 独自価値 | 実例、専門家、一次データ、現場映像 | 既存上位動画にない証拠を加える |
| 期待行動 | 次の動画、Webサイト、資料請求、問い合わせ | 動画内と説明欄のCTAを一致させる |
企業YouTubeで避けたい4つの失敗
- トレンド語を内容と無関係な動画へ付ける
- 検索関心の相対値を月間検索回数と表現する
- 競合動画のタイトルや企画をそのまま模倣する
- 再生数だけで評価し、事業成果を確認しない
YouTube検索では、タイトル、説明文、動画内容と検索語の関連性に加え、その検索に対する視聴者の反応や品質も考慮されます。キーワードを詰め込むのではなく、検索した人が最後まで納得できる内容を作ることが基本です。
NEW ORDER / YOUTUBE & AI SNS
トレンド調査を、成果につながる動画企画へ
ニューオーダーでは、企業YouTubeの戦略設計、検索・競合調査、企画、撮影、編集、投稿、分析、広告運用まで一貫して支援しています。社内でYouTube・Instagram・X・Facebookを運用できる体制を作りたい企業には、生成AIを活用したSNS運用研修も提供しています。
09 / FAQ
YouTubeトレンドの調べ方に関するよくある質問
YouTubeのトレンドはどこで見られますか?
市場全体の関心はGoogleトレンドの「YouTube検索」、自社視聴者に近い需要はYouTube Studioの「トレンド」、公開後の流入語句はYouTubeアナリティクスで確認します。1つの画面だけで全体を判断しないことが重要です。
GoogleトレンドをYouTube検索へ切り替える方法は?
Googleトレンドの調査画面でキーワードを入力し、検索タイプの選択欄を「ウェブ検索」から「YouTube検索」へ変更します。地域、期間、カテゴリーも調査目的に合わせて設定してください。
YouTube検索ワードランキング日本版はありますか?
日本全体の全検索語を検索回数付きで網羅した公式ランキングは公開されていません。Googleトレンド、YouTube Studioのトレンド、検索候補、YouTubeアナリティクスを組み合わせて判断します。
Googleトレンドの100は検索回数ですか?
検索回数ではありません。選択した地域と期間における相対的な検索関心を0〜100に正規化した値です。100はその条件内で関心が最も高い地点を示します。
YouTube Studioに「トレンド」が表示されません。
一部の情報は国、言語、端末、チャンネルのデータ量などにより表示されない場合があります。また、2026年7月以降は更新版が段階的に展開されているため、画面構成が異なることがあります。その場合はGoogleトレンド、検索候補、既存動画の検索語句を利用します。
見つけたトレンド語をタイトルへ入れれば伸びますか?
キーワードだけでは伸びません。検索意図に合う動画内容、クリックしたくなるタイトルとサムネイル、視聴を続けられる構成、チャンネルとの一貫性が必要です。内容と関係のないトレンド語の使用は避けてください。
調査はどのくらいの頻度で行うべきですか?
企業チャンネルでは月次で定点観測し、季節商品、イベント、制度変更などがある場合は公開計画に合わせて週次でも確認します。同じ条件を記録して比較すると、変化を判断しやすくなります。
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