病院・クリニックのインスタ活用事例|集患につながる運用のコツ【2026年最新】

Instagram

病院で働く医療従事者の男女

「自院でもインスタ(Instagram)を集患に活かしたいけれど、何から始めればいいかわからない」——そんな悩みを抱える病院・クリニックの担当者は少なくありません。かつては口コミやホームページが集患の中心でしたが、いまや患者は受診前にSNSで医療機関を「下調べ」する時代になっています。

この記事では、病院・クリニックがInstagramを活用すべき理由から、実際に成果を出している人気アカウントの活用事例、集患につなげる運用のコツ、診療科別の発信アイデア、そして炎上を防ぐ注意点まで、SNS運用のプロの視点で体系的に解説します。これからアカウントを立ち上げる方も、すでに運用中で伸び悩んでいる方も、次の一手が見つかるはずです。

この記事でわかること

  • 病院・クリニックがインスタを活用すべき理由(最新データ)
  • 集患・採用に成功している人気アカウントの活用事例
  • 集患につなげる運用のコツと、診療科別の発信ネタ
  • 運用のよくある質問と、炎上を防ぐ注意点

病院・クリニックがインスタを活用すべき理由【最新データ】

患者が受診先を選ぶプロセスは、この数年で大きく変わりました。診療科目や医師の経歴といった「事実情報」はホームページで確認できますが、「どんな先生なのか」「院内は清潔で相談しやすい雰囲気か」といった空気感は、文章だけでは伝わりません。そこで多くの人が、来院前にSNS——とりわけInstagramで医療機関の様子をチェックするようになっています。

DATA

71.6%

サイバーエージェント次世代生活研究所の調査(2025年)によると、Z世代のInstagram利用率は71.6%にのぼり、YouTube・LINEに次ぐ主要SNSとなっています。さらに、Z世代の女性は「検索エンジンよりもSNSで情報を得る」傾向が強いことも報告されています。

情報収集の主役がSNSに移っていることは、データにもはっきり表れています。特に若い患者層ほど、Instagramで受け取る第一印象が来院の決め手になりやすいのが実情です。医療機関にとってInstagramを活用するメリットは、大きく次の3つに整理できます。

  • 集患:来院前の不安を解消し、予約・受診のきっかけをつくる
  • 採用:働く様子を可視化し、応募のハードルを下げる
  • ブランディング:継続的な発信で「信頼できる医療機関」という印象を育てる

さらに見逃せないのが、医療機関のInstagram活用率はまだ高くないという点です。競合がSNSに本腰を入れていない今こそ、先行して取り組むほど「地域で見つけてもらいやすい」ポジションを築けます。人材採用が難しくなっている昨今、働く環境を等身大で見せられるInstagramは、集患だけでなく採用の面でも強力な武器になります。

病院・クリニックのインスタ活用のやり方【3つの方法と事例】

病院・クリニックにおけるInstagramの活用法を、実際に成果を出しているアカウントの事例とあわせて、3つの観点からご紹介します。自院の目的(集患/採用/ブランディング)に近いものから参考にしてみてください。

① 公式アカウントで診療・治療内容を発信する

もっとも基本的なのが、公式アカウントを開設し、診療内容や治療の流れをわかりやすく発信して集患につなげる方法です。患者が抱きやすい疑問や不安に先回りして答えることで、「ここなら相談しやすい」という信頼を育て、来院のきっかけをつくります。

内出産婦人科クリニック産婦人科の情報発信

内出産婦人科クリニックでは、月経やPMS、子宮筋腫といった「受診すべきか迷いやすい症状」を、図解やイラストを交えてわかりやすく発信しています。産婦人科はとりわけデリケートで、受診をためらいがちな分野です。だからこそ、症状の見分け方や受診の目安を丁寧に解説することで、「気になっていたけれど相談できなかった」という層の背中をそっと押しています。

専門的な内容をかみ砕いて伝えるカルーセル投稿と、院内の雰囲気や受診の流れを伝えるリール動画を組み合わせ、初診のハードルを下げているのが特徴です。医療広告ガイドラインに配慮しつつ、正確でやさしい情報発信を続けている点も、信頼される理由といえるでしょう。

内出産婦人科クリニック|投稿①

内出産婦人科クリニック|投稿②

岡山済生会総合病院 産婦人科病棟出産・育児サポート

岡山済生会総合病院の産婦人科病棟では、出産を控えた女性に向けて、出産・育児に関する情報を発信しています。赤ちゃんの沐浴指導の様子や、退院時の家族写真など、笑顔あふれる投稿が多く、入院後の生活を具体的にイメージできるのが魅力です。「出産する場所」を選ぶ際、設備やアクセスだけでなく、そこで過ごす時間の雰囲気は大きな判断材料になります。フォローするだけで自然と出産準備が進むような設計になっており、産科選びの決め手になり得るアカウントです。

岡山済生会総合病院 産婦人科病棟|投稿

② 採用を目的に公式アカウントを運用する

Instagramは集患だけでなく、採用にも大きな効果を発揮します。求職者、とくに若い世代は「ここは自分に合う職場だろうか」「教育体制は整っているか」といった不安を抱えがちです。院内の雰囲気やスタッフの働く姿を日常的に見せることで、その不安をやわらげ、エントリーのハードルを下げられます。求人票だけでは伝わらない働くリアルを届けられるのが、SNSならではの強みです。

湘南藤沢徳洲会病院採用ブランディング

湘南藤沢徳洲会病院の公式アカウントは、採用を目的に、実際に働くスタッフの日常を発信しています。最新の採用情報はハイライトにまとめられ、投稿では研修内容や災害医療支援活動、学会発表の様子まで確認できます。リール動画では手術前の準備や、救急車の助手席から見た現場など、実際に働かなければ経験できないリアルな仕事風景を届けており、医療従事者としての誇りややりがいが自然と伝わってきます。就職先を迷う人の背中を押す、採用ブランディングのお手本といえるアカウントです。

湘南藤沢徳洲会病院|投稿①

湘南藤沢徳洲会病院|投稿②

③ 医師をインフルエンサーにして運用する

医師個人をインフルエンサーとして育て、その発信力で病院そのものの認知や信頼を高める方法もあります。組織の公式アカウントよりも人が前に出るぶん、人柄や専門性が伝わりやすく、共感を通じてファンを増やせるのが特徴です。医師個人の知名度が上がれば、結果的に所属先の医療機関の集患・採用にも波及します。

keisuke828(松村圭祐さん)医師インフルエンサー

「keisuke828」は、フライトドクターとして活動する松村圭祐さんのアカウントで、ドクターヘリや救命救急の現場、そしてピアニストとしての一面までを発信しています。出動時の緊迫感をそのまま切り取ったリール動画は10万〜90万回再生を記録し、フォロワーは約13.9万人。専門性の高い仕事の裏側を、誇張せずリアルに見せることで多くの共感を集めています。医師個人の等身大の発信が、医療への理解と信頼を広げ、ひいては病院のブランドにもつながる好例です。

keisuke828|投稿

病院・クリニックのインスタ運用を集患につなげる5つのコツ

アカウントを開設しただけでは、集患にはつながりません。投稿を「予約・来院」という行動に結びつけるために、押さえておきたい5つのコツを紹介します。

  1. 発信テーマを絞る:あれもこれもと発信すると軸がぼやけます。診療科や自院の強みを一つに絞り、「このアカウントを見れば◯◯がわかる」という一貫性をつくることで、フォローする理由が生まれます。
  2. 保存されるカルーセルで不安を解消:症状の解説や受診の流れ、費用の目安など、あとで見返したくなる情報はカルーセル(複数画像)にまとめると保存されやすくなります。保存はアルゴリズム上の評価が高く、発見タブ経由で新規の患者層に届くきっかけになります。
  3. リールで雰囲気と人柄を伝える:院内ツアーやスタッフ紹介、検査・施術の流れなどを短い動画で見せると、来院前の心理的ハードルが下がります。フォロワー以外にも届きやすいリールは、認知拡大の主力です。
  4. 医療広告ガイドラインを守る:医療機関の発信には、ビフォーアフター写真や効果を断定する表現、体験談の扱いなどに制限があります。誇大・不正確な表現を避け、根拠のある正しい情報を発信することが、信頼と法令順守の両面で欠かせません。
  5. 更新を止めない:単発の投稿では成果は出ません。週2〜3回の継続投稿が閲覧習慣を生み、少しずつ信頼を積み上げます。無理なく続けられる運用体制づくりこそ、成果を左右する最重要ポイントです。

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診療科別|インスタで発信するネタの例

「何を投稿すればいいかわからない」という声もよく聞きます。診療科や目的に応じて、患者が本当に知りたい情報を切り口にすると、ネタに困りにくくなります。以下は診療科別の発信アイデアの一例です。

  • 内科・小児科:季節の感染症対策、予防接種スケジュール、受診の目安
  • 産婦人科:月経・PMS・妊娠出産のQ&A、院内や入院生活の紹介
  • 美容・皮膚科:施術の流れやダウンタイムの解説(ガイドラインに配慮した範囲で)
  • 整形外科・リハビリ:自宅でできるストレッチ、痛みのセルフチェック
  • 歯科:予防ケアの方法、治療の流れ、子どもの通院を楽にする工夫
  • 全科共通:スタッフ紹介、院内設備、診療時間・アクセス、よくある質問

病院・クリニックのインスタ運用に関するよくある質問

Q. 投稿頻度はどのくらいが理想ですか?

A. まずは週2〜3回を目安にしましょう。頻度そのものより「継続」が大切で、無理なく続けられるペースを保つことが成果につながります。

Q. 運用は自院と代行、どちらがよいですか?

A. リソースに余裕があれば自院運用、撮影・編集・分析まで手が回らない場合は運用代行が有効です。撮影は院内、編集・分析は外注という「ハイブリッド型」も人気があります。

Q. フォロワーが増えません。何を見直すべきですか?

A. 「フォローする理由」が伝わっているかを確認しましょう。プロフィール文、発信テーマの一貫性、保存されるコンテンツ——この3点を見直すと改善しやすくなります。

病院・クリニックのインスタを炎上させないための注意点

医療機関はSNSの炎上と無縁と思われがちですが、ジャンルを問わず、不適切な発信や配慮を欠いた投稿は炎上のリスクをともないます。医療は人の健康や命に関わる分野だけに、ひとたび信頼を損なえば影響は小さくありません。日本ではまだ医療機関向けの明確なSNS利用ガイドラインは整備されていませんが、たとえばイギリスでは、看護師資格の登録機関がオンライン上の禁止行為を定めており、違反すれば資格停止処分の対象になります。

特に気をつけたいこと

  • 個人情報(患者のカルテ・レントゲン所見・心電図・顔写真など)を漏洩しない
  • 患者や家族が写り込む場合は、必ず事前に同意を得る
  • スタッフの不満や愚痴、特定の患者・同業者への批判を発信しない
  • 病院・医療職として公序良俗に反する発信はしない

加えて、医療広告ガイドラインに触れる表現(効果の保証・誇大表現・体験談の不適切な利用など)にも注意が必要です。投稿前のダブルチェック体制を整え、「これは誰かを傷つけないか」「誤解を招かないか」を一呼吸おいて確認する習慣が、安心してアカウントを育てる土台になります。

病院・クリニックのインスタ運用は株式会社ニューオーダーへ

株式会社ニューオーダーは、病院・クリニックのInstagram活用をサポートしています。医療現場は多忙で運用まで手が回らないという場合でも、企画・撮影・投稿・分析はすべてお任せいただけます。月1回のレポート提出と打ち合わせでブラッシュアップを重ねながら、集患・採用につながるアカウントを一緒に育てます。医療広告ガイドラインを踏まえた安全な運用設計も得意としています。

まずは無料でご相談ください

「何から始めればいいかわからない」段階でも大丈夫です。現状を拝見し、集患につながる具体的な運用プランをご提案します。

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まとめ

SNSでの情報収集が当たり前になった今、病院・クリニックにとってInstagramの活用は、集患・採用・ブランディングのすべてを底上げする大きな武器になります。大切なのは、公式アカウントでの診療情報の発信、採用ブランディング、医師個人の発信——自院の目的に合った方法を選び、正しい情報を、続けて届けることです。

最初から完璧を目指す必要はありません。この記事の事例やコツ、診療科別の発信アイデアを参考に、無理のない一歩から始めてみてください。継続と改善を積み重ねることが、地域に選ばれる医療機関への一番の近道です。

参考

サイバーエージェント次世代生活研究所「2025年Z世代のSNS利用率」/日本インフォメーション「Z世代のイマ 番外編〜デジタルネイティブ世代の情報収集・SNS利用〜」/Instagram「湘南藤沢徳洲会病院」「keisuke828」

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