若い世代の人にもっと花を買ってほしいと感じているけれど、いまいち客足が伸びず悩んでいるお花屋さんはいませんか？
この記事では、インスタを花屋で運用するコツからおしゃれなアカウントまで詳しくご紹介します。
花屋でインスタ運用をした方がよい理由とは？
2023年に総務省が公表した「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」でインスタの利用率を年代別に調査した所、次のような結果でした。
| 年代 | 全年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
| 利用率（単位：％） | 50.1％ | 70.0％ | 73.3％ | 63.7％ | 48.6％ | 40.7％ | 21.3％ | 7.5％ |
10代～20代の人のインスタ利用率が高いのが見て取れます。
一方、2023年に国産花き生産流通強化推進委員会より発表された「花の消費選好」において、性別と年齢別に花の購入率について調べた所、次のような結果でした。
男性でも女性でも、年齢が下がるにつれて花を購入しない人の割合が多くなっているのがわかります。
これらのことから、花を購入することが少ない若い世代に花を買う良さをアピールするには、インスタを使うのが重要だとわかります。
2021年に株式会社矢野経済研究所が発表した「フラワー＆グリーンビジネス市場に関する調査」によると、花き類の市場規模は2016年より1兆円を割込み、2020年は9,668億円（前年比97.9％）でした。
この市場規模の縮小を食い止めるためにも、花屋でインスタを活用するのは重要なことだと言えるでしょう。
参考：総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
参考：株式会社矢野経済研究所「フラワー＆グリーンビジネス市場に関する調査」
花屋がインスタを運用するコツ
花屋がインスタを運用するコツを3つご紹介します。
花を購入するタイミングを考えて運用する
2023年に国産花き生産流通強化推進委員会より発表された「花の消費選好」において、花を購入する日はいつかをたずねた所、上記のような結果が出ました。
母の日、お盆、お彼岸などの購入率が高くなっているため、これらの日に合わせてインスタでキャンペーンなどを行うと、花の購入につながりやすくなるでしょう。
購入されやすい価格帯の商品をアピールする
「花の消費選好」で花の購入価格帯について調べた所、次のような結果が出ました。
| プレゼント用 | 自宅用 | |
| 0～500円 | 3.6% | 7.4% |
| 500円～1,000円 | 2.7% | 29.5% |
| 1,000円～1,500円 | 10.7% | 18.9% |
| 1,500円～3,000円 | 32.1% | 27.4% |
| 3,000円～5,000円 | 44.6% | 12.6% |
| 5,000円～10,000円 | 4.5% | 3.2% |
| 10,000円～ | 1.8% | 1.1% |
この結果からプレゼント用としては3,000円～5,000円の価格帯のお花、自宅用としては3,000円までの価格帯のお花をインスタでアピールすると購入につながりやすくなると言えるでしょう。
日持ち保証販売をする
消費者に5日間または７日間観賞できることを保証して切り花を販売する販売方法を「切り花の日持ち保証販売」と言いますが、「花の消費選好」で認知度を調べた所まだ77.8％の人が知らないという結果でした。
このことからインスタを通じて切り花の日持ち保証販売について情報発信をしつつ、日持ち保証のついた花を販売すれば競合他社と差別化できるので、より集客につながりやすくなるでしょう。
花屋におけるインスタ運用の成功事例
花の販売、フラワーアレンジ、店舗装飾、出張花屋などの事業を行っている「花屋ぼたん」のインスタアカウントは2024年2月現在9,600人のフォロワーがいますが、インスタで「#花屋ぼたん」で検索をすると4,196件も投稿がされており、口コミに強いアカウントとなっています。
投稿では、イベントカレンダーを定期的に投稿し「花を購入する日」に合わせてお店がイベントを行うので、それが集客につながっているのがわかります。
また品が良く統一感のある花の画像やリールが数多く投稿されており、アカウントの魅力を高めているのです。
ユーザーのニーズに応え、インスタの強みを活かした発信が集客につながっている好事例だと言えるでしょう。
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まとめ
花屋がインスタを運用する場合、ユーザーが花を購入したくなるタイミングに合わせた情報発信や、ユーザーが適切と考える価格帯の商品をアピールすることが大切だと言えるでしょう。
この記事も参考にして、ぜひインスタで新しい客層の開発に取り組んでみてください。
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