YouTubeハイライトとは何か?──年末に登場する“視聴履歴まとめ機能”
YouTubeハイライト(YouTube Recap)とは、ユーザーが1年間で視聴した動画の傾向を、カード形式で振り返ることができる年末限定の機能です。
Spotifyの「Wrapped」、Instagramの「Playback」などに続き、
YouTubeでも「自分の1年を映像で振り返る文化」が本格的に導入されました。
YouTubeハイライトの特徴は以下の通りです。
- 自分が“視聴した動画”のデータだけが使われる(自分のチャンネル成績とは無関係)
- 最大12枚のカードで「よく見たチャンネル」「興味のあるジャンル」を可視化
- YouTube Music を利用している人は「今年よく聴いた楽曲」も表示
- YouTubeアプリの「You」タブや専用URLから確認できる
CNET Japan も以下のように解説しています:
「SpotifyのPersonal Wrappedに近い楽しみ方。YouTubeでの1年を視覚的に振り返れる」
— CNET Japan(2025年12月)
つまり YouTubeハイライトは、あなたの視聴行動をもとに“あなた自身の動画ライフログ”を作る機能です。
YouTubeハイライトに含まれる内容:自分の嗜好がカードで分かる
YouTubeハイライトで見られる項目は以下の通りです。
● よく視聴したチャンネル
頻繁に見たチャンネルがランキング化されます。
● 興味を持ったジャンル
旅行、音楽、ゲーム、学び、ニュースなど、視聴傾向ごとにまとめられます。
● 今年の視聴パターン
- いつ動画をよく見る?
- 長尺 vs ショートの比率は?
- 視聴時間帯の傾向は?
● 視聴傾向から分析された“パーソナリティ”
TechCrunch や The Verge も紹介しているように、YouTubeは
「あなたは◯◯タイプ」
という形で、視聴傾向を性格診断風にまとめます。
例:
- “探究心の人”
- “夜更かし視聴タイプ”
- “ショートスプリンター”
● YouTube Music の年間まとめ(利用者のみ)
- 再生回数の多い曲
- 最も聴いたアーティスト
- ジャンル傾向
音楽サービスとも連動し、「動画+音」の両方で振り返りができます。
YouTubeハイライトの見方|どこに表示される?
YouTubeハイライトは以下の場所から確認できます。
【スマホアプリ】
- YouTubeアプリを開く
- 下部の「You」(自分のページ)をタップ
- 「YouTube ハイライト」バナーを選択
【PCブラウザ】
以下のURLからアクセスできます:
https://www.youtube.com/recap
なお、ハイライトは年末(12月)から順次公開されます。
YouTubeハイライトが「見られない」主な理由
YouTubeハイライトで最も多く検索される疑問が
「YouTubeハイライトが出てこない」「見られない」
というもの。
その理由は次の通りです。
① 視聴履歴がオフになっている
履歴が記録されていなければ振り返りが作られません。
② 視聴データが少ない
動画視聴が極端に少ないと、12枚のカードを生成できません。
③ 履歴を自動削除している
「36ヶ月で消去」などの設定が影響する場合があります。
④ 対象外アカウント
CNETが説明しているように、以下のアカウントは非対応です。
- 子ども向けアカウント
- 管理対象アカウント
- ブランドアカウントの委任ユーザー
⑤ 機能の“順次展開”による表示遅れ
YouTubeは地域ごとに段階的に機能を出すため、
日本国内でも「遅れて表示される」パターンがあると公式発表で説明されています。
YouTubeハイライトが注目される理由
YouTubeハイライトは、多くのメディアに注目されている新機能です。
その理由は次の通りです。
● 「自分の1年」が客観的に分かる
今年何を見ていたか、どんなことに興味があったかが可視化されます。
● SNSで共有しやすい
カード形式はX(旧Twitter)、Instagram、TikTokで共有しやすく、年末の話題になりやすい。
● YouTube視聴の“意外な傾向”を知れる
「こんなチャンネル見てたのか」
「意外とショートばかり見てた」
など、自己発見につながります。
● 年末の恒例イベントとして定着しつつある
Spotify Wrapped の成功同様、YouTubeも「年末の振り返り習慣」の一角を担い始めています。
YouTubeハイライトと「チャンネルアナリティクス」の違い
ここは誤解が多い部分ですが、結論は以下です。
❌ YouTubeハイライトは
あなたが「視聴した」動画のまとめ
❌ YouTube Studioのアナリティクスは
あなたの「チャンネルが視聴された」データ
全く別のものです。
ハイライトを見ても、自分のチャンネルの成績は分かりません。
自分の数字を振り返りたい場合は「YouTube Studio」を確認します。
YouTubeハイライトの楽しみ方
YouTubeハイライトの本質は、「自分の嗜好の再発見」です。
- あの時期、こんな動画を見ていた
- こんなジャンルにハマっていた
- ショートばかり見ていた
- 音楽の再生履歴が面白い
- 1年の変化がカードで一目で分かる
自分では意識していなかった興味の移り変わりが分かるのが、この機能の魅力です。
さらに、SNSでシェアすれば、
- 「私もそのシリーズ見てた!」
- 「そのチャンネル面白いよね」
- 「そのパーソナリティ同じだった」
など、共通点から話題が広がります。
まとめ:YouTubeハイライトは“自分の視聴ライフ”を見つめ直す新しい年末イベント
最後に、ポイントをまとめます。
- YouTubeハイライトは「自分が見た動画」の年間まとめ
- 自分のチャンネル成績とは無関係
- 12枚のカードで視聴傾向や興味の変化が分かる
- 日本でも順次提供中。表示されないのは視聴履歴や条件が原因
- SNSでの共有も盛り上がる“年末の風物詩”になりつつある
年末、YouTubeをよく使う人ほど、ハイライトは“自分の1年の記録”として楽しめます。
まだ見ていない人は、ぜひ自分のYouTubeハイライトをチェックしてみてください。
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