この記事の結論
Xのリーチ制限は、x.com/i/jf/under_the_hood(アンダー・ザ・フード)で確認できます。前月のポストとアカウントに付いた、表示を制限する可能性のあるラベルの種類・件数・割合が分かります。
使えるのは、アカウント作成から1年以上たち、前月に10件以上投稿しているアカウントです。レポートは月ごとで、リアルタイムの状態は分かりません。「この期間にデータはありません」と出れば、その月にはラベルが付いていなかったということです。
確認する場所
x.com/i/jf/under_the_hood
料金
無料(有料プランも可)
使える条件
作成1年以上・前月10件以上
更新
月1回(前月分を翌月上旬)
CONTENTS
01 結論:Xのシャドウバン(リーチ制限)は、公式の「アンダー・ザ・フード」で確認できる
02 アンダー・ザ・フード(Under the Hood)とは|何が分かる機能か
03 アンダー・ザ・フードの開き方と使える条件|表示されない原因
04 レポートの見方|「この期間にデータはありません」の意味と、ラベル・件数・割合
05 外部のシャドウバンチェッカーとの違いと、レポートで分からないこと
01結論:Xのシャドウバン(リーチ制限)は、公式の「アンダー・ザ・フード」で確認できる
「シャドウバンされているかも」と思ったら、まず公式の「アンダー・ザ・フード」を開きます。外部の判定ツールではなく、X自身が付けたラベルの記録を確認できます。
これまで、Xで「表示が急に減った」「おすすめに出なくなった」と感じても、原因を確かめる公式の方法はありませんでした。外部の判定ツールの結果から推測するしかなかったのが実情です。アンダー・ザ・フードは、Xのおすすめ(For You)の表示に影響しうる「ラベル」を、アカウントの持ち主に見せる仕組みです。
なお、「シャドウバン」はXの公式用語ではありません。本記事では、Xが付けるラベルによって表示が狭まる状態を「リーチ制限」と呼びます。
02アンダー・ザ・フード(Under the Hood)とは|何が分かる機能か
ラベルの集計を、持ち主だけに見せる透明性レポート
アンダー・ザ・フードは、Xが提供する透明性レポートです。画面では「先月のあなたのポストとアカウントについて、Xのアルゴリズムにおけるポストの表示に影響を与えうるラベルの集計統計を確認できます」と説明されています。ラベルが表示にどう影響するかは、Xが公開しているオープンソースのコードで確かめられる、という位置づけです。公開されたおすすめ表示の仕組みは、Xのおすすめアルゴリズムとは?で図解しています。
公開の流れ
テスト
一部のアカウントで試験提供
まず一部のユーザー向けにテストとして公開されました。最初はJSON形式のデータのみで、のちに読みやすいレポート画面が追加されています。
2026年9月
条件を満たす全ユーザーへ
アカウント作成から1年以上、前月10件以上投稿の条件を満たすユーザーに広がりました。同じ時期に、政府の要請による制限の表示も加わっています。
2026年10月末
投稿ごとの一覧に対応
ラベルが付いた投稿を、1件ずつ確認できるようになりました。イーロン・マスク氏も、自分のアカウントにリーチ制限がかかっているか確認できるようになったと告知しています。
※画面上の名称は日本語表示で「アンダー・ザ・フード」。一部の項目は、2026年11月時点で英語のまま表示されます。
03アンダー・ザ・フードの開き方と使える条件|表示されない原因
3ステップで開く
STEP 2
条件を確認する
画面の「パイロットテスト期間中にこのレポートを表示するには、以下のものが必要です」の下に、2つの条件が表示されます。満たしている条件には緑のチェックが付きます。
STEP 3
「レポートを表示」を押す
対象の月(例:September 2026)のレポートが開きます。「ダウンロード」を押すと、元のデータをJSON形式で保存できます。
▲ アンダー・ザ・フードの入口画面(ニューオーダーのXアカウント・2026年11月確認)。条件を満たすと緑のチェックが付きます。
使える条件は2つ
無料のアカウントでも、有料のプレミアムでも使えます。条件を満たしていない場合は、ダウンロードのボタンが出なかったり、レポートが表示されなかったりします。投稿をしばらく休んでいたアカウントは、前月の投稿数が足りず使えないことがある点に注意してください。
アンダー・ザ・フードが表示されない・使えない原因
確認できるのは、ログインしている自分のアカウントだけです。競合や他人のアカウントは確認できません。
04レポートの見方|「この期間にデータはありません」の意味と、ラベル・件数・割合
レポートの画面は、上から「集計の条件」「ポストのラベル」「アカウントのラベル」「ダウンロード」の順に並んでいます。ニューオーダーのXアカウントでは、9月分のレポートが次のように表示されました。
▲ ニューオーダーのXアカウントの2026年9月分レポート。期間内のポスト50件、ポストのラベル・アカウントのラベルとも「この期間にデータはありません」でした。
上の3行:集計の条件
ポストのラベル・アカウントのラベル
ラベルが付いていた場合は、ラベルごとに「名前」「意味」「表示への影響」と、付いた件数・割合が表示されます。割合は「435件中1件・0.22%」のような形です。「この期間にデータはありません」と出れば、その月はラベルが付いていなかったということです。
公開情報で確認できるラベルの例に「SPAM_HIGH_RECALL」があります。自動の仕組みがスパムの可能性があると判定したポストに付くラベルで、フォロワー以外へのおすすめ表示から外れることがある、と説明されています。ほかにも、センシティブな内容やアカウント単位の制限など、いくつかの種類があります。名前と意味は、レポート画面の説明で確かめてください。
投稿ごとの一覧は「5%未満」のときだけ
ラベルが付いた投稿が、その月の全投稿の5%未満なら、該当する投稿が1件ずつ表示されます。
5%以上の場合は、件数と割合だけの表示です。たまたま1件だけ引っかかった投稿は特定でき、広く付いている場合は投稿の傾向そのものを見直すことになります。
JSONのダウンロードは、記録と分析に使う
画面の英語表記と日本語表記
アンダー・ザ・フードは、表示言語によって名前が変わります。英語の解説記事を読むときの対応表です。
「ダウンロード」で保存できるJSON形式のデータは、レポートの元データです。毎月保存しておけば、ラベルが付いた時期を後から比べられます。生成AIに読み込ませて要点を整理させる使い方もできますが、判断は人が元の画面で確認しましょう。SNSの分析や報告づくりにAIを使う方法は、SNS運用にAIを活用する方法でまとめています。
レポートの確認や分析を、社内でAIを使って回したい方へ
JSONの読み取り、月次レポートのまとめ、投稿案の見直しまで、生成AIを使ったSNS運用の進め方を、法人向けの研修でお伝えしています。担当者が替わっても続けられる、社内の手順づくりまでご相談いただけます。
05外部のシャドウバンチェッカーとの違いと、レポートで分からないこと
今日の状態
レポートは月ごとで、前月分が翌月上旬に作られます。昨日の投稿にラベルが付いたかは、すぐには分かりません。
ラベル以外の要因
投稿の内容が見る人に合わない、反応が少ないなど、ラベルとは関係なくおすすめに出にくくなる要因は、このレポートには表れません。
他人のアカウント
確認できるのは、ログインしている自分のアカウントだけです。
5%以上のときの個別の投稿
該当が多い場合は、どの投稿かまでは分かりません。
つまり、「データはありません」でも表示が伸びないなら、原因はラベルではなく、投稿の内容や設計にある可能性が高いということです。おすすめ表示の仕組みは、Xのおすすめアルゴリズムとは?で解説しています。
公式のアンダー・ザ・フードと、外部のシャドウバンチェッカーの違い
2つは調べ方が違うので、結果が一致しないこともあります。まずは公式のレポートを基準にし、今の状態を知りたいときに外部のチェッカーを補助として使いましょう。
06インプレッションが減ったときの切り分け方と、ラベルが付いていたときの対処法
インプレッションが減ったら、まずラベルの有無で切り分ける
ラベルあり
リーチ制限が原因の可能性
下の3つの手順で、該当した投稿と原因を確かめます。
ラベルなし
投稿の内容や設計の可能性
テーマ、冒頭の一文、投稿の形式、時間帯、返信の有無など、投稿そのものを見直します。
1. どの月に、どのラベルが、何件付いたかを確かめる
まずは、ラベルの名前と「意味」「表示への影響」の説明を読みます。割合が小さく投稿ごとの一覧が出ている場合は、その投稿を開いて、ほかの投稿との違いを確かめます。
2. 該当した投稿の共通点を探す
比べる相手として、反応のよかった投稿を並べると違いが見えやすくなります。自分の投稿を反応の多い順に並べる方法は、Xプロフィールを「いいね順」に並べ替える方法で紹介しています。
一般に、スパムの判定は、同じ文面やリンクの繰り返し、短時間の大量投稿、関係の薄いハッシュタグやメンションの多用といった「機械的に見える振る舞い」と結びつきやすいとされます。キャンペーンの告知を同じ文面で何度も投稿していないか、自動投稿ツールの設定で同じ内容を流していないかを見直しましょう。
3. 直したあと、翌月のレポートで変化を見る
レポートは月ごとなので、直した効果は翌月以降に表れます。1回の結果で判断せず、2〜3か月続けて推移を見ます。アカウント全体にラベルが付いている場合や、心当たりがない場合は、Xのヘルプセンターで手続きを確認してください。
ラベルを避けることだけが目的ではありません。
表示を伸ばす基本は、誰に向けた投稿かをはっきりさせ、読まれる・返信される内容にすることです。企業投稿の設計方法はXのおすすめアルゴリズムの記事で、注意したい運用はX運用の成否はアルゴリズム理解で決まりますでまとめています。
07企業アカウントは、毎月の点検項目に入れる
企業アカウントでは、表示が落ちたときに「ラベルのせいか、投稿の内容のせいか」を切り分けられることが大切です。アンダー・ザ・フードを、毎月の点検項目に入れておきましょう。
毎月上旬
前月のレポートを開き、ラベルの有無を記録する
ラベルがあれば
名前・件数・割合・該当投稿をメモし、共通点を探す
JSONを保存
月ごとのデータを残し、時期を比べられるようにする
数字と並べる
インプレッションの増減と、ラベルの有無を並べて見る
運用ルールに反映
同じ文面の繰り返しや自動投稿の設定を見直す
条件を保つ
前月10件以上の投稿を続け、レポートを毎月使える状態にする
月次レポートに「ラベル:なし/あり(件数)」の1行を足すだけでも、上司や関係者への説明がしやすくなります。複数の担当者で運用している場合は、確認する人を決めておきましょう。月次レポートの項目や見せ方は、Instagram月次レポートの作り方がXの報告にも応用できます。
08Xのシャドウバン・アンダー・ザ・フードのよくある質問
Q. Xのシャドウバンは、公式に確認できますか?
A. 「シャドウバン」という名前ではありませんが、X公式の「アンダー・ザ・フード」で、表示を制限する可能性のあるラベルが付いたかを確認できます。
Q. アンダー・ザ・フードはどこから開きますか?
A. ログインした状態で x.com/i/jf/under_the_hood を開きます。スマホのブラウザからも開けます。
Q. レポートが表示されない、使えないのはなぜですか?
A. アカウント作成から1年以上、前月に10件以上の投稿という2つの条件があります。どちらかを満たしていないと、レポートは表示されません。
Q. 「この期間にデータはありません」はどういう意味ですか?
A. その月には、表示を制限する可能性のあるラベルが付いていなかったという意味です。ポストのラベルとアカウントのラベルで、別々に表示されます。
Q. アンダー・ザ・フードは無料ですか?日本でも使えますか?
A. 無料で、日本のアカウントでも使えます。有料のプレミアムに入っていなくても、条件を満たせば使えます。日本語表示では「アンダー・ザ・フード」という名前です。
Q. アンダー・ザ・フードが見つかりません。
A. アプリのメニューからは探しにくいので、ブラウザで x.com/i/jf/under_the_hood を直接開くのが確実です。条件を満たしていない場合は、レポートが表示されません。
Q. 今日の投稿に制限がかかっているかを確認できますか?
A. できません。レポートは月ごとで、前月分が翌月の上旬に作られます。
Q. どの投稿にラベルが付いたか分かりますか?
A. 2026年10月末の更新で分かるようになりました。ただし、表示されるのは、該当する投稿がその月の全投稿の5%未満の場合です。
Q. 競合や他人のアカウントも確認できますか?
A. できません。確認できるのは、ログインしている自分のアカウントだけです。
Q. 外部のシャドウバン判定ツールとは何が違いますか?
A. 外部ツールは検索結果への表示などから推測しています。アンダー・ザ・フードは、X自身が付けたラベルの記録です。まずは公式のレポートを基準にしましょう。
Q. ラベルは解除できますか?
A. ラベルの多くは自動の仕組みで付けられ、レポートは月ごとの記録です。原因になった投稿の傾向を直し、翌月以降のレポートで変化を確かめるのが基本です。心当たりがないアカウント単位の制限は、Xのヘルプセンターで手続きを確認してください。
Q. ラベルがないのに表示が伸びません。
A. ラベル以外の要因、たとえば投稿の内容や、見る人との相性が考えられます。投稿の目的と対象を見直すことから始めましょう。
Q. 企業アカウントは、どのくらいの頻度で確認すればよいですか?
A. 前月分のレポートが作られる月の上旬に、月1回の確認が目安です。結果は月次レポートに記録しておきましょう。
Q. 「アンダーザフード」「シャドーバン」と書かれているのも同じものですか?
A. 同じです。アンダー・ザ・フードは英語のUnder the Hoodをカタカナにしたもので、「アンダーザフード」とも書かれます。シャドウバンも「シャドーバン」と書かれることがあります。
09X運用の見直しは、ニューオーダーにご相談ください
アンダー・ザ・フードで分かるのは、ラベルの有無までです。「ラベルはないのに伸びない」「どんな投稿なら届くのか分からない」という場合は、投稿の設計そのものを見直す必要があります。
社内でXの運用を続けられる体制をつくりたい方へ
投稿の企画、月次の点検、レポートづくりを、生成AIを使って担当者が回せるようにする法人向けの研修です。アンダー・ザ・フードの確認のような毎月の作業を、社内の手順に落とし込むところまで支援します。
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出典・確認資料
確認日:2026年11月2日。画面の表記は、ニューオーダーのXアカウント(日本語表示)で確認しました。ラベルの種類や表示の条件は、Xの今後の変更で変わることがあります。


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