YouTubeのリサーチタブはどこ?旧機能・Ask Studio・新Researchを整理【2026年】

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YOUTUBE STUDIO / RESEARCH UPDATE

YouTubeのリサーチタブはどこ?
旧機能・Ask Studio・新Researchを整理

YouTube Studioで「リサーチ」を探しても、昔と同じ画面は出てきません。名称変更だけではなく、検索語を調べる機能から、AIと対話しながら企画を作る仕組みへと役割そのものが変わっています。

先に結論

2022年当時のリサーチタブを、現在のYouTube Studioでそのまま開くことはできません。現在は「アナリティクスのトレンド」「Ask Studio」を使うのが基本です。さらに2026年8月、YouTubeは一部クリエイターを対象に、トレンドタブを新しい「Research」へ進化させる実験を始めました。旧Researchと新Researchは、同じ名前でも別の段階の機能です。

現在は「何を知りたいか」で入口を選ぶ

「リサーチタブはどこ?」という質問に、一つの場所だけを答えると不正確になります。以前は検索キーワードの発見が中心でしたが、現在は目的ごとに入口が分かれているからです。

01

視聴者の関心を調べる

YouTube Studioの「アナリティクス」から「トレンド」を確認します。視聴者が関心を持つテーマや、企画候補を探す入口です。

02

AIと企画を考える

PC版YouTube Studio右上の「Ask Studio」を使います。動画案、構成案、コメントの要約、チャンネルデータの確認を対話形式で進められます。

03

新Researchを使う

2026年8月に始まった限定実験の対象者だけに表示されます。表示されない場合、自分で設定を変更して出すことはできません。

04

市場全体を調べる

YouTube Studioだけで完結させず、検索結果、競合動画、Googleトレンド、コメント、SNSまで横断します。企業運用では、この外部調査が欠かせません。

名称だけで探さないこと。「リサーチ」というタブの有無より、視聴者需要を知りたいのか、企画案が欲しいのか、自社動画を改善したいのかを先に決める方が早いです。

旧Researchは、なぜAI企画支援へ変わったのか

YouTube Studioの企画支援は、短期間で何度も姿を変えています。変化を時系列で見ると、YouTubeがどこへ向かっているかが分かります。

2022年

旧リサーチタブ

YouTube全体の検索、チャンネル視聴者による検索、保存済みキーワードなどを確認する機能として登場しました。検索需要とコンテンツギャップを見つける、キーワード調査寄りの設計でした。

その後

ResearchからInspirationへ

キーワードを一覧で見るだけでなく、チャンネルデータを基に動画のアイデア、タイトル、サムネイル、アウトラインを生成する方向へ発展しました。調査機能は「企画支援」へ寄っていきます。

2026年8月から

Inspirationを段階的に終了

YouTubeはInspirationタブを段階的に廃止し、ブレインストーミングにはAsk Studioを使うよう案内しています。以前のInspirationで保存したアイデアは、Google Takeoutから書き出せます。

2026年8月21日発表

新しいResearchを限定実験

YouTubeは、トレンドタブをコンテンツ中心の「Research」へ進化させる実験も始めました。現時点では一部クリエイターへの段階的なテストです。

NOの読み

YouTubeは「検索語を見せる管理画面」から、「チャンネルのデータを読み、次の企画まで一緒に考える作業環境」へ移行しています。機能の置き場所が変わったのではない。企画の作り方が変わったのです。

ただし、AIが出した企画をそのまま採用すればよい、という話ではありません。YouTube自身も、AIによる提案は不正確・不適切な場合があり、品質にばらつきがあると注意しています。企業チャンネルでは、ブランド方針、事実確認、広告表現、権利関係を人が確認する必要があります。

2026年8月の「新Research」は旧タブの復活ではない

ここは混同しやすいところです。YouTubeが2026年8月21日に公表した新しいResearch実験は、2022年の旧リサーチタブを単純に戻すものではありません。

比較 2022年の旧Research 2026年の新Research実験
中心 検索キーワードとコンテンツギャップ トレンドからコンテンツ発見へ進む体験
位置づけ アナリティクス内の調査機能 トレンドタブを進化させる限定実験
対象 段階的に提供地域を拡大した旧機能 現時点では一部クリエイター
保存 検索キーワードを保存 デスクトップの保存キーワード機能は終了方向
現在の注意 旧画面を探しても出ない 対象外のチャンネルには表示されない

公式の実験案内では、デスクトップ版の「保存キーワード」は終了し、保存済みキーワードはStudioモバイルで確認するか、Research通知内のリンクから一定期間CSVでダウンロードできると説明されています。

名称が再びResearchになっても、古い解説記事の操作方法がそのまま使えるわけではありません。検索結果で古い画面を見つけたときは、公開日と画面名を必ず確認してください。

リサーチタブが表示されないときの確認順

画面に出ないとき、設定ミスとは限りません。YouTubeの機能は、対象地域、チャンネル属性、年齢、デバイス、段階提供によって表示が異なります。

01

PCブラウザでYouTube Studioを開く

Ask StudioはPCのWebブラウザで提供されています。スマートフォンアプリだけを見て判断しないでください。

02

「アナリティクス」内のトレンドを確認する

旧リサーチと同じ場所・同じ名称を探すのではなく、現在のトレンド画面に需要発見の手掛かりがあるかを確認します。

03

Studio右上にAsk Studioがあるかを見る

Ask Studioは多くのクリエイターへ提供されていますが、対象外のチャンネルもあります。公式アーティストチャンネル、子ども向けチャンネル、18歳未満のクリエイターは対象外です。

04

新Researchは限定実験だと理解する

他のチャンネルに表示されていても、自社チャンネルに出るとは限りません。対象外の場合、待つ以外に表示を強制する方法はありません。

保存した古いアイデアが必要な場合:Inspirationの旧バージョンで保存したアイデアはGoogle Takeoutから書き出せます。新Research実験の保存キーワードについては、Studioモバイルまたは通知内のCSVダウンロード案内を確認してください。対象機能が異なるため、両者を混同しないことが重要です。

企業YouTubeでは「候補を出す」「確かめる」「事業につなぐ」を分ける

Ask StudioやResearchが便利になっても、企画会議を丸ごとAIへ渡すべきではありません。企業チャンネルで必要なのは、再生されそうな題材ではなく、見てほしい人に届き、理解や問い合わせ、来店、採用応募へつながる題材です。

1. Ask Studioで候補を出す

質問は具体的にします。「次の動画案を出して」だけでは、一般論に寄りやすい。対象視聴者、直近動画、目的、避けたい表現まで入れると、検討材料として使いやすくなります。

直近90日間の動画のうち、新規視聴者の獲得に貢献したテーマの共通点を整理してください。そのうえで、法人のWeb担当者が「自社でも試したい」と思える次回企画を5案出してください。
この動画についたコメントを、質問・不満・比較検討・導入意向に分けて要約してください。次の動画で先に答えるべき論点を3つ挙げてください。

2. 検索結果と競合動画で確かめる

AIの提案は仮説です。実際にYouTubeで検索し、上位動画の公開日、再生数、タイトル、サムネイル、冒頭の作り、コメントを確認します。検索結果に強い動画が並んでいても、内容が古い、企業向けの説明がない、地域情報が不足しているなら、参入余地があります。

調査項目を体系化したい場合は、YouTube運用で月次に確認すべきリサーチ9項目で、キーワード、競合、関連動画、サムネイル、視聴維持率まで確認してください。

3. 事業目的で採用・不採用を決める

  • 見てほしい視聴者が明確か
  • 視聴後に起こしてほしい行動があるか
  • 自社だから言える事実や経験があるか
  • 検索・関連動画・SNSの入口を設計できるか
  • 一本で終わらずシリーズ化できるか
  • 問い合わせや購入までの導線があるか
企業が持つべき視点

Researchは市場のセンサー、Ask Studioは思考の補助輪です。最終的に企画を決めるのは、顧客と事業を理解している人間でなければならない。

投稿後は、再生数だけで判断しません。クリック率、視聴者維持率、流入元、検索語、コメント、サイト遷移まで見て、次の企画へ戻します。分析の基本はYouTubeアナリティクスを使った運用改善、離脱の読み方はYouTubeの視聴者維持率の見方で詳しく解説しています。

旧リサーチタブの画面資料

以下は2022年当時のResearch画面です。現在の操作手順ではありませんが、旧Researchが「検索語とコンテンツギャップ」を中心に設計されていたことを確認する資料として掲載します。

2022年版の画面

2022年当時のYouTube Studioリサーチタブ
旧リサーチタブの位置
旧リサーチタブ内の3つの項目
旧Research内の項目
旧リサーチタブの検索結果画面
検索ボリュームとコンテンツギャップの表示例
旧リサーチタブのチャンネル視聴者による検索画面
チャンネル視聴者による検索の表示例

YouTubeのリサーチ機能に関するよくある質問

YouTubeのリサーチタブは廃止されたのですか?

2022年当時の旧Research画面は、現在そのまま使える機能ではありません。その後Inspirationなどへ発展し、2026年8月からInspirationは段階的に終了しています。一方で、同月にはトレンドタブを新しいResearchへ進化させる限定実験も始まりました。

YouTube StudioのResearchはどこにありますか?

新Researchは一部クリエイター向けの実験段階です。対象外のチャンネルには表示されません。通常は「アナリティクス」のトレンドと、PC版Studio右上のAsk Studioを目的に応じて使います。

Ask Studioが表示されないのはなぜですか?

段階提供やチャンネル条件が影響します。Ask StudioはPCブラウザで提供され、公式アーティストチャンネル、子ども向けチャンネル、18歳未満のクリエイターは対象外です。

保存したキーワードやアイデアはどうなりますか?

旧Inspirationで保存したアイデアはGoogle Takeoutから書き出せます。新Research実験の保存キーワードについては、Studioモバイルでの確認、または通知内のリンクから一定期間CSVでダウンロードする案内が出ています。

Ask Studioだけで動画のネタ探しは完結しますか?

完結させるべきではありません。AIの回答は仮説として扱い、YouTube検索結果、競合動画、コメント、Googleトレンド、自社の問い合わせ内容と照合してください。企業では事業成果へつながるかまで人が判断する必要があります。

企画が出ないのではなく、調査と判断が分断されていませんか

ニューオーダーでは、ターゲット設計、競合・検索調査、企画、構成台本、撮影、編集、出演者キャスティング、投稿、分析改善まで、企業YouTubeの運用を一貫して支援します。AIを使う場合も、出力をそのまま採用せず、企業の目的と視聴者の行動へつなげます。

公式情報

青山 直樹

メディアを32年、内側から見続けてきました。1994年電通入社、テレビ局担当6年、アジアのメディアビジネス4年。
2004年起業、ゴルフメディアを8年、ソーシャル専業13年。
今はAI時代のSNSを考え、書き、企業に教えています。
㍿ニューオーダー代表

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