最初に、できることとできないことを
見えるようになったのは、AI検索機能に何回表示されたか(インプレッション)です。クリック数・CTR・どんな質問で表示されたかは、まだ含まれていません。「効果が上がったか」の確認は、まだできない段階だと理解してください。
CONTENTS / この記事でわかること
SECTION 01 / WHAT
何ができるようになったか
まず、事実から入ります。
Search Consoleの「Performance」内に、「生成AI(Generative AI)」という新しい区分が独立して追加されました。従来の「検索結果」レポートとは別枠です。
FEATURE DATA / できるようになったこと
※ Google Search Central Blog、Search Engine Journal、WebFX、Neil Patel Digital等の報道による。
自社サイトがAI検索で引用されているかどうかを、外部ツールの推測に頼るしかなかったという状態が、今回でようやく終わりました。
ただし、クリック・CTR・プロンプト内容は、今回も含まれていないという事実は、期待値を調整する上で重要です。「AIに載っている数」は分かっても、「そこからどれだけの人が動いたか」は、まだ分からない状態です。
クリックされた後を知りたい場合は、GA4(Google Analytics 4)側での計測が必要になります。こちらの記事で、ChatGPT・Gemini・Copilot等からの流入を計測する方法を整理しています。
SECTION 02 / TIMELINE
ロールアウトの経緯|6月から8月31日まで
この機能は、いきなり全世界に出た訳ではありません。約3か月かけた慎重な展開で、段階的に対象を広げてきました。
「まだ見えていない」なら、まず更新と確認を
Help Centerのページには、「展開は依然として進行中」という注記も残っています。全世界展開完了とアナウンスされた後でも、自社のアカウントでまだレポートが見当たらない場合、まずはSearch Consoleの「Performance」内を確認してください。表示されない場合、AIインプレッションが一定数に満たないサイトはレポート自体が出ない可能性もあります。
SECTION 03 / HOW TO READ
レポートの見方|5つの軸
Search Consoleの「Performance → 生成AI」を開くと、5つの軸で自社サイトのAI表示状況を見られます。
インプレッション
AI Overviews・AI Mode・Discoverの生成AI機能に、自社URLが表示された回数。
ページ
どのURLがAI機能に表示されたか。ページ単位での内訳。
国
どの国からの検索でAI機能に表示されたか。
デバイス
デスクトップ・モバイル・タブレットの内訳(検索結果側のみ。Discoverには非対応)。
日付
日次・週次・月次で推移を追える。
「全体パフォーマンス」レポートにも、実は含まれています
AIインプレッションは、従来の「検索結果」パフォーマンスレポートの合計値にも、実は加算され続けています。つまり全く新しい数字が生まれた訳ではなく、これまで見えなかった内訳が可視化された。今回のレポートは、その内訳を切り出して単独で見られるようにした、という位置づけです。
NEW ORDER / 広告運用・AIO
AI検索時代の可視化データ、活用しませんか。
GSCのAI表示回数は、まだ発展途上のデータです。既存の検索データ・広告データと組み合わせて、正しく解釈する視点が必要になります。
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Google広告・Meta広告からCriteo・RTB Houseまで。データとクリエイティブの両面から、成果改善を支援します。
相談だけでも承ります。
SECTION 04 / OPT-OUT
オプトアウト設定|切るべきか、切らないべきか
レポートと同時に提供された、AI機能から自社コンテンツを除外するオプトアウト設定についても整理します。
オプトアウトすると
多くの専門家が推奨しているのは
医療・法律・報道など、慎重な業種は個別に判断を
自社コンテンツが正確な文脈を欠いた形でAIに要約されるリスクを重く見る業種(医療情報、法律相談、報道など)では、オプトアウトを検討する合理性もあります。一律の正解はなく、業種とリスク許容度に応じて個別に判断すべきという判断です。
SECTION 05 / AIO
AIOの視点で見る|このレポートをどう読むか
AIO(AI Overview Optimization/AI検索最適化)の観点から、今回のレポートが持つ意味を整理します。
POINT 01
「見えない」から「見える、でも粗い」へ
従来のSEOでは、順位・クリック・CTRという確立された指標がありました。AI検索では、まだ「表示されたかどうか」だけ。計測の第一歩が始まったばかりという理解が、今の段階では正確です。
POINT 02
GEO・AEOという言葉の実務的な裏付けになった
これまで「生成AIに引用されやすいコンテンツを作る」という考え方(GEO・AEOなどと呼ばれます)は、確立された計測手段を欠いたまま語られてきました。今回、Google公式の指標という土台が、初めてできた形です。
POINT 03
AI表示と通常検索表示は、別々に動く前提で見る
AI OverviewsやAI Modeに表示されるページと、通常の検索結果で上位に来るページは、必ずしも一致しません。AI経由の露出と、従来のSEO経由の露出は、異なる評価軸として、両方を分けて観察する必要があります。
POINT 04
今の段階でできるのは「傾向を掴む」まで
クリックが見えない以上、精密な効果測定はまだできません。自社のどのページがAIに拾われやすいかという傾向を、時系列で観察するというのが、今できる現実的な使い方です。
AIOは、まだ確立された分野ではありません。「こうすればAIに引用されやすい」という言説の多くは、まだ仮説の段階。今回のレポートは、その仮説を検証するための、初めての公式な手がかりです。
FAQ / よくある質問
よくある質問
CLOSING / まとめ
「見える」は、まだゴールではない
Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートは、2026年8月31日、全世界の全サイトに展開が完了しました。
見えるようになったのは、AI Overviews・AI Mode・Discoreへの表示回数だけ。クリック数や引用された質問の内容は、まだ見えません。
計測の第一歩が始まったに過ぎないです。これから追加されていく指標を見据えながら、今は「傾向を掴む」段階として付き合うのが現実的です。
まずはSearch Consoleを開いて、レポートが表示されているか確認してください。
そこから、自社の傾向を見ていきましょう。
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SOURCES / 出典
出典・確認資料
※ Google公式の一次情報はGoogle Search Central Blogの記事、およびその末尾に追記された展開完了の注記です。日本語版の公式アナウンスは執筆時点で確認できていません。
NEW ORDER / FOR MARKETERS & ADVERTISERS
AI検索時代の計測を、正しく読み解く。
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※ 本記事はGoogleの2026年8月時点の発表内容を、実務の観点から整理したものです。最新の提供状況・詳細は公式情報をご確認ください。
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