不動産・工務店・別荘のYouTube活用|ルームツアー撮影のコツと事例3選【2026年版】

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不動産・工務店・別荘のYouTube活用|ルームツアー撮影のコツと事例3選

REAL ESTATE × HOUSING × YOUTUBE / 2026

不動産・工務店・別荘のYouTube活用 / 業種別ガイド

不動産・工務店・別荘のYouTube活用。
ルームツアーの撮り方と、伸びる3つの型。

住まいは、写真より動画のほうが伝わる商材です。間取りの動線、光の入り方、素材の質感。ルームツアーは、住宅系YouTubeの王道になりました。

ただ、ルームツアーを撮るだけでは、他社と差がつきません。この記事では、実在の動画3本(エンタメ型・実例×セミナー型・シリーズ型)を埋め込みながら、型ごとの内容と学べる点、ルームツアーの撮り方6ステップ、宅建業法や不動産広告のルールまで整理します。

対象:不動産会社・工務店・設計事務所・別荘埋め込み動画:3本執筆時点:2026年10月

01住宅系YouTubeは「ルームツアーだけ」では足りない

「ルームツアー 撮影」は、検索されている言葉です。住宅系の動画は、それだけ人気のある分野だと言えます。

一方で、ルームツアーは動画が増えて競争が激しい分野です。工務店のYouTube戦略を解説する外部の記事でも、「ルームツアーだけでは集客しにくい」という指摘があります。ルームツアーに、何を足すかが、伸びるかどうかの分かれ目です。

ルームツアー+解説

間取りや動線の「なぜ」を話す。見るだけの動画から、学べる動画に変わります。

ルームツアー+人

設計者や住まい手が登場する。誰の家か、が伝わります。

ルームツアー+シリーズ

型とタイトルを揃えて、続けて見たくなる導線を作ります。

当社の飲食店・食品メーカー向けのYouTube活用記事に続く、業種別のYouTube活用ガイドの第2弾です。YouTube全体の動きはMade On YouTube 2026の解説を参照してください。

02不動産・工務店・別荘は、ゴールが違う

不動産会社(売買・賃貸)

物件の問い合わせ、内見予約。物件を見せる動画と、「選び方」を解説する動画で、役割が分かれます。

工務店・設計事務所(注文住宅)

設計の相談、資料請求、見学会・来場の予約。検討期間が長く、「相談しやすい会社か」を伝える動画が効きます。

別荘(別荘地・別荘建築)

エリアの魅力と、暮らしのイメージ。購入者が遠方にいることが多く、動画が「最初の内覧」の役割を持ちます。

先に「誰に、何をしてほしいか」を決める

物件の問い合わせを増やしたいのか、設計相談を増やしたいのか。ゴールが違えば、動画の型も、概要欄に置くリンクも変わります。

03事例1:出演者なしのエンタメ型(ゆっくり不動産)

CASE 01 / エンタメ型(物件紹介)

ゆっくり不動産「【即完成な狭小住宅】たった25㎡に2LDKを詰め込んだプレハブ住宅を内見!」

チャンネル:ゆっくり不動産 YouTubeで見る

どんな動画か

タイトルのとおり、25㎡に2LDKを詰め込んだ住宅を内見する動画です。狭小・変わった間取りといった、「つい見てしまう」物件を選び、機械音声のナレーション(いわゆる「ゆっくり」音声)で紹介します。

運営はiYell株式会社と紹介されています。チャンネルは2020年の開設で、登録者は約75万人(2026年5月時点)、累計再生は約2億回(2024年11月時点)とされています。※いずれも外部サイトの記載で、YouTube公式の数字ではありません。

学べる点

物件の「見どころ」を、タイトルで言い切る

「25㎡に2LDK」という数字が、再生のきっかけです。物件の特徴を、具体的な数字で打ち出します。

出演者がいなくても成立する

ナレーションとテロップで進むため、出演者の確保や、撮影の調整が少なくて済みます。続けやすい作りです。

「変わった物件」という切り口

普通の物件ではなく、狭小・ユニークな物件を選ぶことで、検索や関連動画で見つけてもらいやすくなります。

真似するときの注意

この型は、「再生数を取る」ことに強い一方で、見た人が自社の顧客になるとは限りません。動画をきっかけにした問い合わせの導線(概要欄、固定コメント)を、あらかじめ設計してください。また、物件広告としての表示ルールは8章で確認します。

04事例2:実例とセミナーを組み合わせる(谷口工務店)

CASE 02 / 実例×セミナー型(工務店)

木の家専門店 谷口工務店【家づくりセミナー】「【キッチンツアー】みんなで料理する参加型&舞台型キッチン|設計士夫婦の自邸|住んで半年」

チャンネル:木の家専門店 谷口工務店【家づくりセミナー】 YouTubeで見る

どんな動画か

「木の家専門店」を掲げる工務店のチャンネルで、キッチンに絞ったツアー動画です。タイトルには、「参加型&舞台型キッチン」という、キッチンの特徴と、「設計士夫婦の自邸」「住んで半年」という、住まいの条件が入っています。

チャンネル名に「家づくりセミナー」とあるとおり、家づくりを学べる動画をうたっています。ルームツアー全体ではなく、キッチンという1か所を深く見せる形です。

学べる点

ツアーを「部位」に絞る

家全体を回るより、キッチン、玄関、収納と部位を絞るほうが、見る人の知りたい情報に近づきます。1つの家から、複数の動画も作れます。

「住んで半年」という後日談

完成直後ではなく、住んでからの感想を伝えることで、「実際の暮らし」に近い情報になります。

専門を1つに絞ったチャンネル名

「木の家専門店」「家づくりセミナー」のように、誰に何を伝えるチャンネルかが、名前で分かります。

真似するときの注意

自邸や施主の住まいを撮る場合は、住まい手の許可が必要です。映り込む家族やプライバシー、住所が特定できる情報にも注意してください(8章)。

05事例3:別荘ルームツアーをシリーズ化(ベストプランニング)

CASE 03 / シリーズ型(別荘・建築設計)

軽井沢の建築設計事務所「ベストプランニング」「【別荘ルームツアー】軽井沢別荘建築|10年後も美しい、洗練された平屋暮らし」

チャンネル:軽井沢の建築設計事務所「ベストプランニング」 YouTubeで見る

どんな動画か

軽井沢の建築設計事務所のチャンネルで、「【別荘ルームツアー】軽井沢別荘建築」という型のタイトルを揃えたシリーズの1本です。この動画のタイトルには、「10年後も美しい」「洗練された平屋暮らし」と、建ててから10年が経った住まいという視点が入っています。

当社で検索したところ、同じ型のタイトル(【別荘ルームツアー】軽井沢別荘建築…)で、平屋、ホームサウナといった特徴を入れた動画が、複数見つかりました。

学べる点

タイトルの型を決めて、シリーズ化する

「【別荘ルームツアー】エリア名+用途」と枠を揃えると、見る人が、次の動画も探しやすくなります。

エリア名と用途を、タイトルに入れる

「軽井沢」「別荘」は、検討している人が実際に使う言葉です。検索に引っかかりやすくなります。

「建ててから」を見せる

完成直後だけでなく、10年後の姿を見せることで、長く住める家という信頼につながります。

真似するときの注意

別荘は、購入の検討期間が長く、現地を見に行く前の「一次内覧」として動画を使う人が多いと考えられます。価格や条件の表示は、不動産広告のルール(8章)に従ってください。

063つの型の選び方

エンタメ型が向く会社

物件の仕入れ・紹介の数が多い不動産会社。再生数を取り、認知を広げたいとき。

実例×セミナー型が向く会社

注文住宅の工務店・設計事務所。検討期間が長く、「相談しやすさ」「専門性」を伝えたいとき。

シリーズ型が向く会社

別荘や、地域特化の建築・不動産。エリア名で検索される分野で、長く積み上げたいとき。

3つの型は、組み合わせられます。たとえば、シリーズ(型を固定)の中で、実例の解説を入れるのは、多くの会社に取り入れやすい形です。

当社のYouTube運用支援ページには、事例と、制作・撮影・MC・台本まで対応する体制の説明があります(事例を見る)。

07ルームツアー動画の撮り方:6ステップ

「ルームツアー 撮影」で調べる人のために、基本の流れを整理します。機材の選び方は、まずスマートフォンで始められます。

1. 事前の準備

掃除と片付けを先に。生活感のある小物は、見せたいもの以外は片付けます。カーテンを開け、照明をつけて、明るい時間帯に撮ります。

2. 動線を決める

「玄関→廊下→LDK→水回り→寝室→外観」のように、歩く順番を事前に決めます。迷うと、動画も迷います。

3. 撮影の基本

スマートフォンを横向きにして、ゆっくり歩きます。手ブレが気になる場合は、スタビライザー(ジンバル)を使います。同じ場所で止まって、全体を見せるカットも用意します。

4. 説明の入れ方

ナレーションか、テロップのどちらかに決めます。広さ、築年数、価格などの数字は、事実に沿って正確に入れます。

5. 長さと構成

最初の数十秒で、見どころを予告します。冒頭を見て離脱されないように、「何を見せるか」を先に言い切ります。

6. 公開のとき

タイトルには、エリア名、間取り、特徴を入れます。サムネイルは、いちばん魅力のある1か所を選びます。概要欄に、問い合わせ先を書きます。

スマホ1台で始めて、2本目から型を決める

最初から機材を揃えるより、1本撮って、見返すことを優先してください。次の1本から、「動線」「タイトルの型」「説明の入れ方」を固定すると、シリーズとして続けやすくなります。

08撮る前に確認したい法令・表示・プライバシー

以下は一般的な注意点です。個別の判断は、所属する不動産公正取引協議会や、専門家に確認してください。

不動産広告のルール

不動産会社(三井住友トラスト不動産)が公開する解説記事によると、宅建業法は、次のような広告を規制しています。

誇大広告等の禁止(宅建業法32条)

事実と著しく異なる表示や、実際より著しく優良・有利に誤認させる表示を禁止しています。築年数や、駅からの距離の表示が例に挙がっています。

広告開始時期の制限(同33条)

工事の完了前は、開発許可や建築確認などの後でなければ、売買の広告をしてはいけません。

おとり広告

売るつもりのない物件で顧客を誘う広告は、虚偽広告にあたります。成約済みの物件の掲載を続けることも、おとり広告とされています。

このほか、景品表示法に基づく「不動産の表示に関する公正競争規約」が、物件の広告で表示すべき事項(取引態様、所在地、駅からの徒歩時間、面積、価格など)や、「完全」「絶対」「日本一」「格安」などの使用を原則禁止する用語を定めています。

動画にも、同じ考え方で臨む

参照した解説は、動画への適用に直接触れていません。ただ、物件を紹介する動画は、物件の広告として見られる可能性があります。ナレーションとテロップに、上の基準と同じ注意を払い、公開前に、所属協議会や専門家へ確認すると安全です。リンク先の掲載を終えた物件の動画は、更新・非公開にする運用も決めておきましょう。

プライバシー・権利

入居者・住まい手の許可

賃貸の内見動画や、施主の住まいの撮影は、居住者の許可が必要です。家族や私物が映り込まないようにします。

住所・周辺の特定

表札、郵便物、周辺の特徴から、住所が特定されないか確認します。

設計図・建築作品の権利

設計図や、建築家の作品を紹介する場合は、権利者の許可を確認します。

BGM・ドローン

市販の楽曲は、権利の問題が生じ得ます。ドローンで空撮する場合は、飛行に関するルールを確認します。

09内製か外注か。工数の現実

ルームツアーの撮影は、1本ごとに、準備、撮影、編集、公開設定の手間がかかります。通常の業務をしながら、毎週続けるのが、最大の壁です。

内製が向く

営業担当や設計者に、撮影・出演の時間がある。まず月に数本から、型を作りたい。

一部を外注

撮影・編集は任せて、企画と出演は社内で。人柄を残しつつ、工数を減らせる。

全体を外注

企画・撮影・MC・台本・広告配信まで、一括で任せたい。

当社では、撮影代行・MC・台本まで対応するYouTube運用代行を提供しています。費用や進め方は外注範囲の考え方で確認できます。なお、「外注すれば問い合わせが増える」と約束することはできません。企画の設計と、続けられる体制のほうが重要だと考えています。

住宅・不動産のYouTube、どこから始めるか

動画を外に任せるか、社内で回せるようにするか。状況に合わせて選べます。

PRODUCTION

YouTube運用代行

企画・台本・撮影・MC・編集、広告配信まで。型の選び方から相談できます。

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TRAINING

AI×SNS企業研修

コンテンツ企画やキャプション作成を、自社の商材で実習する研修です。社内で投稿を回せる体制づくりに。

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10よくある質問

Q. ルームツアーは、スマートフォンで撮影して問題ありませんか?

問題ありません。最初はスマートフォンで始め、動線・光・説明の入れ方を固めるほうが効果的です。手ブレが気になる場合は、スタビライザーを使います。

Q. 1本のルームツアーは、何分くらいが適切ですか?

決まった長さはありません。見どころが伝わる最短の長さを目安にし、冒頭で何を見せるかを先に伝えます。

Q. 入居中の物件や、お客様の家を撮影できますか?

居住者の許可が必要です。家族や私物、表札や郵便物など、個人が特定できる情報が映らないよう注意してください。

Q. 物件の価格や広さを動画で出しても問題ありませんか?

事実に沿って、正確に表示してください。表示すべき事項や、使用が原則禁止されている用語は、不動産の表示に関する公正競争規約で定められています。詳細は、所属する不動産公正取引協議会や、専門家に確認してください。

Q. YouTubeとInstagramは、どちらを先にやるべきですか?

目的によります。検索や「選び方」の解説で見てもらうならYouTube、物件の雰囲気を日常的に見せるならInstagramが向きます。同じ素材を、Shortsやリールにも活用できます。

Q. 別荘のような、検討期間の長い商材でも、動画は意味がありますか?

あります。遠方の検討者にとって、動画は現地に行く前の一次内覧になります。エリアの魅力と、暮らしのイメージを伝えるシリーズ型が向きます。

※本記事は2026年10月時点の情報で、動画・チャンネルの数値や状況は変わる場合があります。ご紹介した3本の動画は、各投稿者の公開動画を埋め込みで紹介するもので、当社が制作に関わったものではありません。事例の評価は当社の見解です。法令・表示に関する記載は一般的な情報で、個別の案件については所属の協議会や専門家にご確認ください。
参考:ゆっくり不動産(YouTube)/木の家専門店 谷口工務店【家づくりセミナー】(YouTube)/軽井沢の建築設計事務所「ベストプランニング」(YouTube)/三井住友トラスト不動産:不動産広告のルール(解説記事)/不動産系YouTubeチャンネルの紹介(デジタルゴリラ)

青山 直樹

メディアを32年、内側から見続けてきました。1994年電通入社、テレビ局担当6年、アジアのメディアビジネス4年。
2004年起業、ゴルフメディアを8年、ソーシャル専業13年。
今はAI時代のSNSを考え、書き、企業に教えています。
㍿ニューオーダー代表

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